子供のころ、砂漠の民がミルクとお茶を混ぜたものを
何回も混ぜ合わせてお茶をたてて おいしそうに飲んでいるところを
TVで見て、ぽかんと見ていたことを思い出す。
その頃の私は飲料水とは喉を潤すものであって お茶を楽しむという
感覚はなかった。
成人になってからは 喫煙していたので どちらかというとメインはたばこで
たばこのお供としてコーヒーを飲んでいたので
これもお茶を楽しむというのとはちょっと違った

中年になった今、喫煙もしなくなって ようやく コーヒーの味が
わかるようになってきた。
45になってようやく、あの日見た 砂漠の民の気持ちがわかるようになった。