インターネットで調べて持ってきた本です。
背表紙の短評によると直木賞とのダブル受賞とありました。
あらすじとしては スペインのギター制作の名工ラモス氏を
技術提携した日本の楽器メーカーが日本に招聘した
そのラモス氏が来日したのには20年前にスペインであった
サントスと呼ばれる日本人に探すことにあった。

本のあらすじを見たときは なんて話にスケール感のない作品なんだろうと
思ったんですが 読み始めると なんて面白いんだ。
人探しの話が どこをどうつながったのか
フランコ政権下の解放戦線の話につながるんですけど
ラモスと一緒に来日した孫娘のフローラ、スペインでのレジスタンスの
一員でもあるのですが 来日の目的が日本の過激派と接触し
爆弾テロの技術者派遣要請だったんです。
目的を果たし帰国するのですが あとを追いかけた
フラメンコギタリストのパコ津川、絶対こいつがそのテロリストじゃん。
ちょっと、確認のために下巻も早く読みたい。