このミスの予想ランキングで載っていたので
事前予約していた一冊です。
読み始めて 主人公が小学4年生ということで
期待値がかなり下がりましたが 読み進めていくうちに
おいおい、このミス1位作品より面白いがな
新興のの団地に住む子供たちが次々と失踪騒ぎを起こす
それは子供たちが仕組んだことなのだが 衆人環視の元での
失踪でそのトリックを取材する主人公
しかし、その失踪騒ぎの裏には別の理由がありそうということで
その謎が何なのか 探求心が刺激されます。

序盤、中盤といい感じなのですが 終盤、子供たちによる真相の告白で
体育館でのシーンは妙に安っぽく感じました
そこから終盤にかけて フリーライター佐々木の告白で
ほとんどどこかで読んだことがある方程式通りの型にはまったミステリーに
なり下がり、その後のエピローグではすべてを円満にさせる終結
この辺りの浅はかさがランキングに入らなかった要因なのかな。