久々の伊坂幸太郎の本です。
「アヒルと鴨の・・・」で”しっぽまきまきだぁー”という文章を読んでから
こいつの小説を読むことは二度とないと思っていたのですが
人気作家ゆえ、蔵書がたくさんあり 出張に持っていくには
ちょうどいいと借りてしまいました。

暗殺を生業とする主人公・兜の話なんですが
コミカルに描かれているのは 主人公の奥さんが恐妻家。
それゆえ、業界では凄腕で知られている兜も
家では奥さんの顔色ばかりを窺う 小心な夫の姿が書かれています。
伊坂幸太郎の特色なんでしょうか どこか砕けたフインキが漂う
作品になっています。
ラストは主人公がなぜ死んだのかがミステリー色ありで書かれています
合間に軽く読むにはちょうどいい作品でした。