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二千七百年前の夏と冬 下

2015.02.11(18:05) 1752

下巻は村のタブーを犯した主人公ウルクが追放となり
南の森を越えて米を栽培する渡来系弥生人を探す
冒険譚から始まります。
面白いです。前半はヒグマとの対決が描かれる冒険となり
弓の狙いを定めたところで色々な思考に入り
久々に「さっさと撃て!」と叫びたくなりました
「殺人鬼」で小屋から逃がした女性が心配で草むらから
姿を現したときも「さっさとにげろやクソ女ぁ!」と叫んで
以来でしたこんな感情。
          二千七百年の夏と冬 下

後半は渡来系弥生人に助けられての異文化への違和感が
うまく描かれています。なぜ支配者などが存在するのか
人が人を殺すことへの謎、富を求めるために振り回され働かされる
民などは現代の社会の警鐘とも受け取れますし
欺瞞とも受け取れます
それよりメインは主人公と恋愛関係に落ちるカヒィとのせつない
逃亡劇ですね。二人での幸福な生活を夢見て
クニからの脱出を図りますが
現代での発掘現場から手に取り合ってる男女の古人骨が見つかっている
ことからその逃亡は叶わぬものであることは
読み手側には既に伝わっているわけで。
それでも二人の生活を夢見る主人公はせつなく哀れでもありました

バックスクリーン三連発


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