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2014.02.04(17:43) 1397

これまたどこかのミステリランキングでランクイン
されていたのを借りて読んでみました
主人公は目黒署の刑事ですが警察小説という印象はとくに
感じなかった。被害者が女子高校生なので事情聴取など
聞き込みがティーン世代になるので若者文化にふれると
いうことのほうが色が強く感じられた。
話は広告代理店が仕掛けた香水広告でミリエル社製の香水を
つけているとレインマンに襲わないという噂を女子高生の
間で流布させますが
実際にその創作された噂どおりの女子高生殺人が起こることから
話が始まります。
主人公は女子高生の娘を持つ妻を亡くした40歳台の刑事。
前半は被害者の当時の行動、交遊関係を調べる為
高校生に聞き込みをしますがその子達の感覚とネットワークに
翻弄されるところが描かれるが、主人公は私と同世代なので
私もこの状況に追いやられるとおそらく同じく理解をしがたいと
考えるのではないか。いつの間にか私も若者についていけない
年齢となってきたみたい。
      噂
そして終盤、犯人が現れるまでのよりは
秀逸だったと思います
誰やねん?誰やねん?をいい意味で引っ張ってくれます
真相が明かされると、伏線があったっけ?
これならだれを当てはめてもいいのではないかとも感じた
叙述とはそういうもんなのかなぁ。
でも、納得できないとか無理があるとかそんなことではなく
十分、面白い作品です。

バックスクリーン三連発


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コメント
「き○○○っ」(←やっぱり書いちゃダメですよね)
いかにも荻原さんが使いそうな言葉を
上手く使ったなーという感じです。
この本の最後の一行にもしびれました。

なんかそれまでの捜査とか刑事の動きとかも
全部ふっとんでしまった一行でもありましたが(^^;)
【2014/02/05 08:16】 | igaiga #- | [edit]
コメントありがとうございます

「イニシエーションラブ」以来 ラストは
久々に「えっ」と思いページをたどりましたね


> 「き○○○っ」(←やっぱり書いちゃダメですよね)
> いかにも荻原さんが使いそうな言葉を
> 上手く使ったなーという感じです。
> この本の最後の一行にもしびれました。
>
> なんかそれまでの捜査とか刑事の動きとかも
> 全部ふっとんでしまった一行でもありましたが(^^;)
【2014/02/05 23:18】 | バックスクリーン三連発 #- | [edit]
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