前作「孤狼の血」の続きになります。
前作はなかなか骨太な作品で女性作家の作品とは思えない内容で楽しく読ませて
もらいました。役所広司主演で映画化もされたので一般的にも評価されたのだと思います。
で、その続編となる本作品ですが
ずいぶんと古典的になったのかなと
高倉健や菅原文太が活躍していた昭和のやくざ映画がそのまんまに
文字になった感じです。

モチーフとなるのは山口組の4代目・竹中組長を一和会が弾いたときの模様なのですが
全国一の大組織のトップを殺害し、全国指名手配された国光が左遷された日岡の管轄内に
潜伏してきます。その前に一度、行きつけの小料理屋「志乃」で日岡は目撃し
逃亡犯と気づきますが ここでなぜか確保することなく 見逃します
その理由が国光の「まだ やることがありますけぇ」の一言でなぜか納得してしまい
そのまま 見過ごすことになります。理由というか 動機というものが弱いのですが
どうして、そうなったのかがわかりません。
その後も抗争が続くのですが 左遷された山間部の駐在・日岡がなぜか気に病みます
山中の駐在さんが天下国家を語っていることがなんだか滑稽に感じました
今回の作品は警察小説というよりもやくざ小説、そしてミステリー色もちょっと薄い
私は物足りないと感じました。
前作はなかなか骨太な作品で女性作家の作品とは思えない内容で楽しく読ませて
もらいました。役所広司主演で映画化もされたので一般的にも評価されたのだと思います。
で、その続編となる本作品ですが
ずいぶんと古典的になったのかなと
高倉健や菅原文太が活躍していた昭和のやくざ映画がそのまんまに
文字になった感じです。

モチーフとなるのは山口組の4代目・竹中組長を一和会が弾いたときの模様なのですが
全国一の大組織のトップを殺害し、全国指名手配された国光が左遷された日岡の管轄内に
潜伏してきます。その前に一度、行きつけの小料理屋「志乃」で日岡は目撃し
逃亡犯と気づきますが ここでなぜか確保することなく 見逃します
その理由が国光の「まだ やることがありますけぇ」の一言でなぜか納得してしまい
そのまま 見過ごすことになります。理由というか 動機というものが弱いのですが
どうして、そうなったのかがわかりません。
その後も抗争が続くのですが 左遷された山間部の駐在・日岡がなぜか気に病みます
山中の駐在さんが天下国家を語っていることがなんだか滑稽に感じました
今回の作品は警察小説というよりもやくざ小説、そしてミステリー色もちょっと薄い
私は物足りないと感じました。