おそらく野島伸司が女ならば こんな本を書くんじゃないだろうか
大変面白く読みました
おそらく、今のところ今年のベストじゃないだろうか。
話は若き日に劇団に熱を入れた若者が月日がたち
50も半ばを過ぎたところ不意にさわったFacebookで昔の恋人らしき人を
見つけメッセージを送るところから話が始まります。

話の中心はこのFacebookでメッセージのやり取りを本にのせているような具合です。
話の文面から女性は結婚の直前に新郎のもとから姿を消したそうで
なぜ突然いなくなったのかがミステリーとなります。
当初、読み始めたころは 自分を卑下させた物言いが気に入らなく
これは「インフルエンス」に続き いやミスを引き当ててしまったかと思いましたが
ラストが痛快なほどやられましたので 途中のことはどうでもよくなりました。