fc2ブログ

タイトル画像

あなたのための誘拐

2017.05.24(11:59) 2591

なかなか楽しい。久しぶりに犯人は誰かをグルグル頭の中で想像しながら
本を読みました。
最初、エピローグを読み始めた瞬間に思ったのは 乱歩賞向きの作品だなぁと
まず一番に考えました。
話は「ゲームマスター」と名乗る誘拐犯から身代金受け渡しの為
犯人からの指示で一人の捜査官が東京中を駆け回り、時間通りにチェックポイントに
たどり着けなかったペナルティで誘拐された女子中学生は殺害されて後日発見されるという
出だしで主人公がトラウマに悩まされる。被疑者と思われる青年が自殺し事件が収束したと
思われる4年後に再び「ゲームマスター」と名乗る犯人が女子高生を誘拐し
現金輸送に当時の捜査官を指名する。ここまで見ると完全にパターンですね 乱歩賞の。
まず、最初に疑ったのは主人公の娘で精気を失った父親を復活させようと狂言誘拐を行った。
と思ったら犯人との交渉中に娘が登場し、この推理は消滅する。
そうなると次に考えたのが この娘・優衣、確実に犯人に誘拐されるでしょう
ありありのベタベタの展開でしょ
序盤180ページ目で見えたのが当時殺された女子中学生の親族と予想しました。
写真から下の記事はネタバレありになります。
         あなたのための誘拐
読み進めるうちにこの小説ではやっぱり、警察小説というよりエンターテイメントですね
ちょっと、抜けがアラが目立ちます。
ずっと、考えていたのがこの流れで行くと慎吾の過去の経歴が重要になるのが
明白なのに警察が調べなおしていないこと
次に、娘の保護に全く言及されていない 楓が殺害されてもまだ娘をほったらかしている
ところで大いに「?」マークがつきました
ジャック・バウアーならクロエに自分の経歴を調べ直すようにと
キムを保護するように依頼していただろうに。
その中でも私は犯人は4年前の被害に遭った中学生の両親が犯人と思っていました
結果として、第一印象で正解だったわけですが
初めて、犯人あてたかも?! そういう意味では面白かった

バックスクリーン三連発


2017年05月24日
  1. あなたのための誘拐(05/24)