fc2ブログ

タイトル画像

再会

2015.04.24(19:59) 1823

またまたの江戸川乱歩賞受賞作です。
あらすじからです。スーパーの店長が事務所で射殺体で発見される
その旋条痕から23年前に殺害された警察官の父から行方不明に
なっていた拳銃から発射された拳銃と判明する。
その拳銃を現場に居合わせた息子の圭介が3人の友人と校庭の
一角に暗証番号を付けた鍵で封印した箱を埋めるのだが
話のみそは4人しか知らない秘密の隠し場所でどのようにして
誰が23年後の犯行に及んだのかこの辺りが物語の面白さのタネと
なっているのだろうが おいおい、その前に警察官の拳銃がなくなっている
のを警察がほっとくわけないだろ。警察の威信にかけてどんなことをしても
探し出すし、状況からして第一発見者の4人が
まず確実に疑われるだろう しかも当時、小6、その上4人。
警察の取り調べに堪えれるはずがないやろ 誰かそのうちの一人が
必ずゲロる。23年前の拳銃が使われたことが発覚した後確認の為
警察官となった淳一が当時の3人を呼び出して箱を掘り起こす
のだが箱は鍵がつけられていたが中身はなくなっていることが
発覚する。状況からして自分以外の3人の中に確実に殺人者が
いることがわかる状況でよく集合をかけたな、考えただけで
ゾッとする。この辺りがひさびさ突っ込みどころ満載の序盤です。
         再会
後半はここから乱歩賞の特徴なのでしょうか
これでもかこれでもかと新たな展開に翻弄されます
焦点はやはり失われた警官の拳銃のなぞなのですが
私の心にあるのはやはり序盤で感じた違和感です。
どうしても引っかかって、諸手をあげて歓迎することが
出来ませんでした。

バックスクリーン三連発


2015年04月24日
  1. 再会(04/24)