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四人組がいた。

2015.02.01(20:58) 1741

高村薫の新作です。
表紙を見た瞬間に「正気か?」と思いました。
なぜなら「三匹のおっさん」のパクリかと思ったからです。
表紙の印象からコメディータッチであることは容易に想像できる
わけで彼女がコメディーのセンスがあるとは思えないのだが
僕は彼女の持ち味は"破壊と略奪"だと思っているので
この路線はショックです。本人から書きたいといったのでしょうか
それとも文藝春秋からの依頼だったのだろうかはなぞです。
いいように書けば新境地ということになるでしょうが
私からするとこれは裏切りである。
晴子シリーズの様にぶっ飛びすぎて置いてきぼりにされるのも
かなわんがこの作風は我慢がならん。
    四人組がいた。
中盤に差し掛かったところでさすがにこの作風を皆がどうなっているか
気になりだしてAmazonのレビューを覗いてみたが
賛否は両論のようでしたが概ね好意的に受け入れられているようです。
これは私としては意外でした。
晴子シリーズから最近の「冷血」と作者のスランプが続いているように
感じます。

バックスクリーン三連発


2015年02月01日
  1. 四人組がいた。(02/01)