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殺しの双曲線

2014.10.01(12:00) 1624

既にお知らせしておりましたが大作家さんの大作家さんたる
ゆえんを知ろうと傑作とよばれる作品を読もうと
まずは西村京太郎の「双曲線上の殺人」を読み終えました。
当然、名をあげるきっかけになったであろう作品なので
えらい古い時代での作品ですが
読んでいるうちにいちいち粗が目立ちイライラしました。
近年、本格警察小説が広まった影響で「そんなことは絶対ねぇ」
の連発です。まず、小柴兄弟の強盗ですが目撃証人が複数人いるのに
双子のどちらが実行犯かわからないから釈放するなんてことは
まず、考えられないですよね。
次に連続殺人があった山荘に新聞記者と遺族を連れて
現場に乗り込むなんてこともありえんわな。
そんなことも許される古きよき時代なのでしょうか
      殺しの双曲線
そして、メッセージカードに込められた謎も
開けてみれば「そんなこと気づくかい」とツッコミどころ満載です
小柴兄弟の犯行と雪中の山荘の連続殺人もどうつながるのかだけが
興味の焦点でしたが
これも謎が明かされると「そんなこと!」の一言で締めくくられます
まぁ、古き良き時代の作品なのでしょう。

バックスクリーン三連発


2014年10月01日
  1. 殺しの双曲線(10/01)