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けものみち 上

2011.01.18(19:09) 272

清張生誕100年だったか?
とにかくマカオに行ったときに短編集を初めて読んだのだが
現代には見られない表現がなかなか気に入り
予約していた本が届くまでのつなぎで読んでみる
ただ困ったことに「ゼロの焦点」や「点と線」など
代表される本がすべて映像化されており何かの形で大体見ており
残されたものでどれを読んだらいいものかわからない
思い出したのが「砂の器」で映画もドラマも見ていない
これだと思っても奥州市の図書館には無い
それでは仕方ないと背表紙を読みながら取り上げたのが「けものみち」
road of annimal
これまた期待はずれだ
主人公民子がなぜ鬼頭老人の愛妾に選ばれたのかの動機が全くない
そこがまず引っかかる
そして無駄とも思えるこの老人との性交と民子の浮気相手小滝にたする
民子の執着する心情
政財界の闇部を切り裂く社会派小説だと思っていたのだが
人間味臭さが前面に出すぎてる

バックスクリーン三連発


2011年01月18日
  1. けものみち 上(01/18)