タイトル画像

崩壊

2017.04.26(11:59) 2563

著者の「罪の声」を読んで非常に面白かったので
他の作品も読んでみようと本作品を借りてみました。
読後の感想としては まぁ、面白かったです
とはいえ「罪の声」が良くできすぎていたので 一枚劣る感は仕方ないかと
      崩壊
話は波山市の市議会議長が自宅の車庫で撲殺された
その犯人を捜査する警察小説で
ほんとそれだけの話なんです
主人公は所轄のベテラン刑事が相方を組むことになるのは本庁の女性警察官
となれば、あまりにもありがちな設定で序盤は読む気もうせかけましたが
最後まで読みきることはできました。
冒頭にも書きましたが被害者が殺され被疑者がおりそれを捕まえる警察がいる
ホントそれだけの話で そこにミステリー的なことは感じられなかった。
読後は いったい俺は何を読んだんだろう と思いました。

バックスクリーン三連発


タイトル画像

慈雨

2017.04.15(11:59) 2551

本屋で平積みされているのを見てから 図書館に予約を入れたんですが
写真にある通り、人気の本だったらしいです
ようやく私の手元に届きましたが
序盤から、暗い! ただひたすら暗い!
主人公は定年退職した警察官で 定年を機に四国の遍路回りを始めます
遍路回りをするくらいですから過去に何かしらのことがあっての遍路回りです
なので話に出てくる人物ひとりひとり 何かしらの過去、何かしらの不幸を背負い込んでいまして
それを一々、聞かされる読者となれば そら気もめいるっちゅうねん。
主人公が遍路回りをひとりで回ると伝えると付いていくと言い出し 
置いていこうと説得するとすねる妻、ありえるかっちゅうねん。
60近くまで夫婦をやっていてかいがいしく夫につき従う嫁さんなんかこの世にあるわけないわ
男尊女卑の前時代的な男性作家が書いていると思ったら女性作家やし
女やったらなおさら そんなこと書かんやろ
俺が主人公で嫁はんが付いて来るって言い出したら
道中考えるのは「いつ、この女をまこうか」だけや
         慈雨
とにかくページをめくる毎に嫌悪感しか出なかった
初めてGreeenの歌を聞いたときに きれいごとしか並べない歌詞にただただ
虫酸がはしったのと似たような感じがしましたね
以前、著者の「虎狼の血」を読んだときには良かったと感じたのに
今回はダメダメです。

バックスクリーン三連発


タイトル画像

QJKJQ

2017.04.09(11:59) 2545

16年の江戸川乱歩賞受賞作です。
ようやく私の手元に届きました。
読んでみて、全く異形の作品でした。江戸川乱歩賞らしくない作品。
これまでの同賞の作品イメージでいうと、過去のトラウマを持った主人公が
左遷先で数年後、不意に同じ事件に巻き込まれる
っていうような作風なんですが
こいつはいきなり、猟奇殺人、しかも四人家族全員がシリアルキラーという
人物紹介から始まります。
             QJKJQ
読後の感想ですが 面白くなかったです
っていうか 私には理解できなかったというのが感想になりますか。
冒頭でも述べましたが異形の作品すぎた。

バックスクリーン三連発


タイトル画像

暗幕のゲルニカ

2017.04.04(11:59) 2540

この本もこのミス対策で発表前に予約していた本です。
これも前評判は高かったんですが
僕の読後の感想はもう一つです。
このミス対策ということでミステリーかというと
どちらかというとドラマということになるでしょうか
ゲルニカ作成当時、ナチスのパリ侵攻当時のピカソとその周辺の様子と
9.11同時多発テロ当時のニューヨークの美術館企画者が戦争に対するアンチテーゼの
象徴としてスペインから不出のゲルニカをNYに展示企画させる話が交わる内容でした。
       暗幕のゲルニカ
ピカソのくだりで、開戦までのフランスの緊迫した様子なんかは臨場感があり
描写としては良かったのですし
ゲルニカが今の評価とは違って 公開当初は賛否が分かれていた当時の様子など
興味深くはあったのですが
物語としてはもうひとつ、ひょっとしたら「罪の声」の読後すぐというのも
マイナスが働いたかもしれません。
放心した状態から本のページをめくっていましたから。

バックスクリーン三連発


タイトル画像

罪の声

2017.03.28(11:59) 2532

このミス対策で図書館に予約していました。
前評判ではこの作品がこのミス国内1位になる確立はトップのはずでしたが
結果は1位は涙香迷宮でした。
ただ、序盤からその前評判にたがわぬ骨太な読み応え
重厚感が今年読んだ本の中では格が違うような気がしました。
内容はグリコ森永事件をモチーフとした話でフィクションなのですが途中途中で
現実の話とクロスするので妙に生々しくて臨場感と行ったらいいのでしょうか
緊迫感があって引き込まれます。
グリコ森永事件といえば私は小学生だったか。我が家では駄菓子を食うという
習慣が無かったのでどこか対岸の火事を見るような感じでニュースを見ていた気がします
ちなみにこの金の受け渡しを仕様とした焼肉屋とか 女性が誘拐された川原の土手って
いうのは僕の実家の近所です。 ちょっと、自慢。
       罪の声
主人公はダブルキャストで助っ人にあてがわれた新聞記者と犯行グループの一員と思われる
叔父を持った京都の紳士服テイラー。
それぞれが別の場所で事件にアプローチしていくのですが
薄皮を一枚一枚はがすように事実が浮き彫りになっていくところは
ミステリーとして十分すぎるほど面白いし、緊迫感を味わうことが出来ました。
特にキツネ目の男の写真が出てきた時といったら。
久々に読み終えてしまうことが惜しいと思う本に巡り会いました。

バックスクリーン三連発


  1. 崩壊(04/26)
  2. 慈雨(04/15)
  3. QJKJQ(04/09)
  4. 暗幕のゲルニカ(04/04)
  5. 罪の声(03/28)
次のページ
次のページ