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一○一教室

2017.06.16(11:59) 2618

久々にイヤミスというのを読んだ気がしますね
湊かなえからしばらく離れていたので耐性ができていなかったので受身ができなかった。
こういう、言われもない暴力、理不尽な抑圧っていうのが
私はほんとに苦手、文字を読むのも嫌い
想像するのに刑務所は私、大丈夫なんですよ
でもシベリア抑留みたいな戦争捕虜みたいなんはダメそう
前者は自分の意思で罪を犯して閉じ込められるのですが
後者は自分の意思がないじゃないですか、そういうのがダメ。
       一〇一教室
本の話しになりますが
結局、一○一教室っていうのが出てきたのが最後の最後にチラッとだけでした。
それ以外は全寮制の学校教育、怪しげな学園での実態が
徐々に紐解かれていく話です。
閉鎖された社会ですので陰湿ないじめがあるわけなんですが
読んでいてつらかったです。
ラストの柔道部の男の子、小川君の学園内の逃亡劇は面白かったですが。
本の厚みの割りにサクサクと読める本でした。

バックスクリーン三連発


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密室殺人ゲーム王手飛車取り

2017.06.08(11:59) 2611

まず、背表紙に書かれているあらすじから
「<頭狂人><044APD><ザンギャ君><伴道全教授>。
奇妙なニックネームをもつ5人がインターネット上で
殺人推理ゲームの出題をしあっている。
密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、犯人あてなど。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、現実に発生していた。
出題者の手で実行ずみなのである・・・・。
        密室殺人ゲーム王手飛車取り
ホントにあらすじにある通りなんです
それ以上のものがない。感想としては 歌野晶午、テキトーに書いた?
実に幼稚な推理トリックが短編形式に披露されるのだが
それを我慢してまでも最後にはとんでもないものを用意しているんだろうと
読み切りましたが待っていたのは 予想を裏切るなんてもんじゃない
なにそれっていう代物でした。

バックスクリーン三連発


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あなたのための誘拐

2017.05.24(11:59) 2591

なかなか楽しい。久しぶりに犯人は誰かをグルグル頭の中で想像しながら
本を読みました。
最初、エピローグを読み始めた瞬間に思ったのは 乱歩賞向きの作品だなぁと
まず一番に考えました。
話は「ゲームマスター」と名乗る誘拐犯から身代金受け渡しの為
犯人からの指示で一人の捜査官が東京中を駆け回り、時間通りにチェックポイントに
たどり着けなかったペナルティで誘拐された女子中学生は殺害されて後日発見されるという
出だしで主人公がトラウマに悩まされる。被疑者と思われる青年が自殺し事件が収束したと
思われる4年後に再び「ゲームマスター」と名乗る犯人が女子高生を誘拐し
現金輸送に当時の捜査官を指名する。ここまで見ると完全にパターンですね 乱歩賞の。
まず、最初に疑ったのは主人公の娘で精気を失った父親を復活させようと狂言誘拐を行った。
と思ったら犯人との交渉中に娘が登場し、この推理は消滅する。
そうなると次に考えたのが この娘・優衣、確実に犯人に誘拐されるでしょう
ありありのベタベタの展開でしょ
序盤180ページ目で見えたのが当時殺された女子中学生の親族と予想しました。
写真から下の記事はネタバレありになります。
         あなたのための誘拐
読み進めるうちにこの小説ではやっぱり、警察小説というよりエンターテイメントですね
ちょっと、抜けがアラが目立ちます。
ずっと、考えていたのがこの流れで行くと慎吾の過去の経歴が重要になるのが
明白なのに警察が調べなおしていないこと
次に、娘の保護に全く言及されていない 楓が殺害されてもまだ娘をほったらかしている
ところで大いに「?」マークがつきました
ジャック・バウアーならクロエに自分の経歴を調べ直すようにと
キムを保護するように依頼していただろうに。
その中でも私は犯人は4年前の被害に遭った中学生の両親が犯人と思っていました
結果として、第一印象で正解だったわけですが
初めて、犯人あてたかも?! そういう意味では面白かった

バックスクリーン三連発


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図書館の殺人

2017.05.18(11:59) 2582

なんでこれが私の手元に有るのかは不明です。おそらくはネットで評判を聞きつけたのかと
思われますが届いたからには読んでみました 
シリーズ物のようで表紙からもわかるように学園もののミステリーです。
しばらくティーンエイジャーが登場する本を読んでいませんでしたが
というより倦厭していたのですがやっぱりこの手の小説で
ありえない設定で頭がクラクラです。
題名の通り図書館で人が殺されるのですが被害者はダイイングメッセージを残します
この名探偵コナンのようなありえないオープニングで私の気持ちは萎えました。
さらに裏染とかいう高校生の名探偵登場、しかも警察と協力して現場検証に立ち会うという
この時点でもう考えれない状況に思考がとまりかけました。
       図書館の殺人
それでもくじけず読み続けました。
真相は名探偵君が解き明かしてくれるのですが
かなり、厳しい真相理由、ちょっと無理のあるこじつけかと。
終盤での無理のある犯人解明、殺人にいたった経緯に腑に落ちないところばかりに加え
作品全体に流れるライトノベルのようなお気軽感、
この手の作品はちょっと無理。

バックスクリーン三連発


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黒い巨塔

2017.05.11(11:59) 2578

書店で平積みされていたのでなんだか面白そうだと興味を持ち
予約していたのが手元に届きました。
表題にもある通り、最高裁の内側を暴く小説ですが
序盤は登場人物の紹介、人となり、そして裁判所という組織的な紹介が
延々と100ページ続きます。
これがですね 全く入ってこないんですよ
特殊な組織の話で色々と綴られているようなんですが いまいちピンとこない
私の理解不足なのか筆者が下手なのか
とにかく閉鎖された組織でなんだか嫌な感じだけの余韻を残します。
         黒い巨塔
そして中盤でどうやらメインの話らしい 原発訴訟に関する部分が出てきますが
何の盛り上がりも無く 終盤へと突入します
何かしらのメッセージらしきものを著者は残しますが それが共産主義者のアジ演説のようで
全くちんぷんかんぷんでこれまた入ってきません
表現をこねくりまわして、一々何のことなのか理解が追いつかない
こういう本にありがちな「僕こんなことも知ってるのえらいでしょ 見て見て」的な
自己主張がなかったことだけが救いでした。
メインの原発訴訟に戻すと 体制の意にそぐわない判決をだす 判事を左遷させるなど
圧力がかかるというのを本書から知ったことだけはよかった
裁判所というところは公平なところだと思っていたのだが どうやらそうではないようです。

バックスクリーン三連発


  1. 一○一教室(06/16)
  2. 密室殺人ゲーム王手飛車取り(06/08)
  3. あなたのための誘拐(05/24)
  4. 図書館の殺人(05/18)
  5. 黒い巨塔(05/11)
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